お客さん

ずっと前に、お客さんで子連れの団体さんがいて
その人達は普通に御飯食べて帰っていったんだけど
1時間後ぐらいにその団体さんとこの子供(小学校低学年ぐらい)が
泣き顔でうちの店の名前が入った箸十数本を握り締めて
「すいませんでした…」とやってきて。
「え?何?なんで箸?」と事情がさっぱりわからずいたら
その子の親御さんが菓子箱持って現れて
「家の息子が帰り際に箸沢山持ってきてしまって…本当にすいませんでした!」
と凄く丁寧に謝って帰っていって。
私達は箸が大量になくなっていたことに全然気付いてなかったし
箸十数本ぐらいで…って感じだったので
そんな菓子箱まで持ってくるなんて立派だなーと。
まぁ、箸を持ってきちゃった事自体はよくないんだけど
あぁいう親さんなら、きっとこれからは大丈夫だろうなーとか思った。
子供って、怒られなきゃわからないことって多いと思う。
で、なんでこの話を今頃思い出したかというと
昨日きたあるお客さんが帰り際に、
「あの箸持ち帰った子、僕の従兄弟の息子であの時、私も一緒に(この店に)来てたんですよ。
あの時はホントどうもすいませんでした」って謝ってきて。
こっちとしてはすでに記憶の彼方の出来事だったから
わざわざ謝っていく(しかも甥っ子のやったことを)
お客さんの心意気に感動してしまった。
なんか凄くまっすぐな親戚一同なんだろうなーとか
勝手に想像しちゃってホノボノ。
前置き長かったな…微妙。