ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(下)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
がふっ。寝る前にちょっとだけ…のつもりが徹夜して読んじゃったよー。
下巻読むのだけで6時間かかったんですけどー？！つ、疲れた…。疲れたよ。

いやもう本当にハリーは痛い。痛過ぎる。
「若さ」だけではフォローしきれないよー。
負うもののデカさや、境遇からしたら仕方ないのかもしれないけど、
友達を自分の勝手な思い込みで危険なめに合わせるのは良くないなぁ。
私、そういうキャラクターがあんまり好きじゃないので。巻き込み型。
前にもココで書いた気がする。
やっぱりハリーはあんまり好きじゃない*1。
全てのものに反抗し過ぎ、八つ当たりし過ぎ。
15歳前後の子達ってここまで抗う？

フレッドとジョージのシーンは爽快だった。気持ちいい！
あんまり好きじゃなかったけど、一気に好感度大！
ペチュニアおばさんの「あれ」もちゃんと拾われて良かった。そういうことか。

映像化されるにあたって、ハリーの父親のジェームズは
やっぱりダニエル・ラドクリフが演じるのかな…？
それとも似ている人を捜してくるのかな。
母親のリリー役は、ダニエルの目と似た人？

※↓続き読むと本のネタバレ含む感想ですよ。
ただし、一覧表示でない場合は続きの部分も表示されちゃってるので、気を付けてね。

こっからネタバレですよ。気をつけてくだっさい。

アンブリッジがかなりウザかった〜。ヒキガエルみたいな顔想像したら
余計嫌悪感が募るくらい。権力に固執する姿だけで醜いわ。
とまぁ、ここまで思うのも、作品内でのキャラクターの書き方がうまいせいだと思うけど。
最後、アンブリッジにはもっとショックを与えて欲しかったな〜。
「あの人」に操られてなくても最悪な人っているのよねぇ…。
吸魂鬼送ったのがコイツとは……ある意味狂ってるわ。
ファッジも権力にすがりついてて見ててダサいね。


随分前に、「ハリーの大切な人が死ぬ」というネタバレをどこかで読んでたので
シリウス、ダンブルドア、ロン、ハーマイオニーの誰か？？？
この中だとたぶんシリウスだろうなぁ…と思ってたけど、やっぱ予想的中か…。
ビロードの向こうは死の世界だってこと？？？それとも従妹の一撃で死？？？
そこに惹かれてたネビルとジニーとハリーには何かあるのかな？？
ただたんに人を惹きつける「何か」があるってことかしらー？


今回はジニーがとてもかっこよくなっていた。
ハリーに対して赤面してばっかりの女の子ではなくなっていた。
シーカーにまでなっちゃってね。凄いわ。
これからの活躍に期待大。あの度胸は、さすがフレッドとジョージの妹だなぁ、と。


ハリーに「あの人」が取り憑いているという話をハリー達が盗み聞きした後に
ハリーの行動について、フィリアスが苦々しく語ったシーンは
フィリアスに拍手を送りたくなった。
それでもハリーは聞き入れる様子はなかったけれど…(まぁ、フィリアスの言い方が
あきらかに嫌な感じだったから仕方ないかもしれないけど)。
ジニーやハーマイオニーやロンに何度か八つ当たりをたしなめられても
改善していかなかったのがちょっと嫌だったね。
第6巻ではそのあたりも成長しているといいんだけど、
ラストでその兆候は見えず…。みんなハリーに甘いからなぁ…。
マッド・アイでさえ甘いもんね。やっぱスネイプの存在はありがたいね。
たまにやり過ぎだと思うけれど、ハリーもハリーだしね…。
わ、なんか私、めちゃハリー嫌いみたいな感じになってるな。
昨日も言った通り、同属嫌悪です。
自分の中にある嫌な部分を見ているようで余計痛く感じる。

*1:でもハリー役ダニエル・ラドクリフの素晴らしい成長ぶりには目を見張るものがあると思う。かっこよくなってるよねぇ。これからどうやって成長していくんだろう。楽しみ。